TOEICは就職活動時に有利に働いたり、自身のキャリアアップに必要となったりする場合があり、受験を考えている人も多いのではないでしょうか?
しかし、大学試験での英語は想像できるけどTOEICの英語については想像ができない、点数の高いほうがいいのか?など疑問に思われるかたもいらっしゃると思います。
そこで、この記事ではTOEIC初心者の方に向けて目標や勉強方法を紹介します!
- 自分の現在時点を知るために準備をする
- TOEIC独特の出題形式を把握する
- レベルと状況に応じた参考書・サービスを検討する
TOEIC初心者が目指したい点数
TOEICはその人がどのくらいの英語力を保持しているかを示す指標として、なくてはならないものとなっています。特にIT化が進み急速なグローバル化が進み現代では自身のキャリアにとって重要なものです。
この記事では初めてTOEICを受ける方に目安となる点数や、勉強法をご紹介します!
大学や就職で求められるTOEICの点数
TOEICを受講するからには目標となる点数を決めたくなりますよね。せっかく受験するからには役に立つ点数を取得したいものです。
目安となる点数としてよく引き合いに出されるのは、新入社員の平均TOIECスコアは533点です。義務教育、大学在学中に普通に英語に触れていると取得できる点数として533点が一つの目標といえます。
先生
TOEIC初心者はまず600点を目指そう
初めてTOEICを受験する際にはいきなり高得点を目指さず、まずは600点を目標とすることをおすすめします。この点数は初心者でも無理なく目指せる点数で、次の勉強の指標ともなる点数なのです。
600点より低く400点だった場合、英語の基礎が抜けている可能性があり、次回以降勉強する箇所が見えてきます。反対に700〜800点の場合、基礎は出来上がっているので、難しい単語や点数を落としてしまった設問を重点的に勉強するといったように判断材料として活用できます。
まずはTOEICを受けることが大切
英語力をつけるためにもTOEICは必要ですが、いきなり勉強して自信がついてから受験するのではなく、まず受験してみることをおすすめします!
過去問を解くのでも問題ありませんが、会場やオンラインテストの独特な雰囲気を味合わないと、試験対策がイメージできない可能性があります。
せっかくの受験決意が無駄にならないようにも、まずは受験してみるのがおすすめです!
TOEIC初心者が勉強を始める前にすること
TOEIC受験決意した、初心者の方は勉強を始める際に、知っておくこと、考えておくことがあります。このような準備を怠ってしまうと、長く続く勉強に心が折れてしまいますので、以下の準備を是非参考にしてみてください。
【準備①】現在の自分の点数を知る
まず一つ目の準備は、自分がどの程度の英語力を保持しているか、つまり現時点でのスコアが何点ぐらいかということを把握することです。過去問も販売してますので、それらを使って本番同様時間設定もして、一度解いてみてください。
自分の現状がわかれば、何を勉強しなくてはいけないかが明確になってきます。
【準備②】現状から無理のない点数を目標に設定する
次に自分の点数が把握できたら、無理のない目標を設定してください。
自分が今は500点代だったとして900点を目指すというのは、意気込みは素晴らしいですが、400点UPするには相当な勉強時間が必要となります。
TOEICの勉強時間も確保しなくてはいけないため、段階を踏んで目標設定するのが現実的です。
【準備③】現状の得点と目指す目標に応じて参考書・問題集を決める
自分の今のレベルがわかり、次に目指す目標が分かったら、勉強するための参考書や問題集を用意します。
後述しますが、TOEICは設問の構成で計測する能力が異なっていたり、高得点を取るためには難易度の高い単語や表現が出てきます。
先生
【準備④】試験日と学習スケジュールを決める
目標がきまり、勉強ツールも用意したら次にスケジュールを作成します。この時、「英語勉強時間として1時間」ではなく、「○○日単語・文法650点レベル」のように具体的にスケジュールを立てた方がより効果的です。
先生
TOEIC初心者向けの勉強法
TOEIC受験に向けて、自分の今の実力と、目標とすべき点数が定まり、スケジュールと勉強ツールを用意したら、いよいよ勉強開始です。
ここでは、TOEICの試験構成別に勉強方法を紹介します!
【パート1】リスニング 写真描写問題
TOEICのパート1は写真描写のリスニング問題です。これは、人物が何かをしている描写が描かれていて、流れる音声が当てはまる描写を選択するというものです。
人物の動作や物の位置が英語で流れてきますので、それらに該当する文法をしっかりと覚える必要があります。例えば「on」は“スイッチオン”などのカタカナで馴染みがありますが、乗り物に乗る、身に付けると言う動作にくっついて使われる時があります。
「get on the trainやput on glasses」のような例文を活用して、頭の中でイメージごと理解していく必要があります。
【パート2】リスニング 応答問題
パート2は引き続きリスニング問題ですが、次は応答問題になります。
先生
【パート3】リスニング 会話問題
パート3は会話問題です。これは、2人の登場人物がしている会話を聞き、設問に答えるものです。
先生
【パート4】リスニング 説明文問題
パート4は長文説明問題です。音声の長さは30秒から60秒程度で、一度しか流れません。
先生
【パート5】リーディング 短文穴埋め問題
パート5からはリーディングに入ります。
リーディングの最初ほ短文穴埋め問題で、文法や単語を回答する内容のものとなります。シャドーイングなどを通して勉強する際に、語感とリズム感でなんとなく覚えるのではなく、意識してシャドーイングしていれば短文穴埋めも卒なくこなせるはずです!
先生
【パート6】リーディング 長文穴埋め問題
パート6は長文読解問題となり、TOEICの中でも点数差が現れやすい設問になります。
先生
【パート7】リーディング 長文読解
パート7の長文読解は時間切れとなる人が続出する問題です。
先生
TOEIC初心者におすすめの参考書・問題集
TOEICの参考書は書店に行くと沢山販売されているので、どれを購入していいのか悩んでしまいがちです。自分が勉強しやすい参考書や問題集を使うのがスコアアップへの近道です。
しかし、初心者の場合は自分が使いやすい参考書や問題集を探すのは難しいため、次におすすめの教材を3つ紹介します。
- TOEIC L&R TEST 初心者特急パート3
- はじめてのTOEIC(R) L&Rテスト 全パート総合対策
- TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術
TOEIC L&R TEST 初心者特急パート3
出典:Amazon
初めてTOEICを受ける人でまずは600点を目指す方はこちらがおすすめです。
はじめてのTOEIC(R) L&Rテスト 全パート総合対策
出典:Amazon
表題の通りTOEICのListening&Reading Testに特化し、全パートを記載した参考書です。
英語の基礎能力を上げて点数を高めるというよりも、TOEICの傾向や解答していくためのテクニックがまとまっています。具体的にはリスニングの問題では先に設問を読むと内容が予測できるため、聞く際の理解度が違うといった実用的なテクニックです。
初めてTOEICを受験する場合は、テスト独特な傾向がわからないため数回はこの参考書を解いて慣れておく必要があります。
TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術
出典:公式サイト
こちらの参考書も英語力を向上させるというよりも、TOEICの点数を向上させるための参考書となります。
効率よくTOEIC対策ができるおすすめのサービス
英語の勉強や、TOEIC対策の勉強は一人では挫折してしまったり、甘えてしまうことがありますよね。そこで、参考書以外にもTOEICの点数を上げるために役立つサービスを3つご紹介します。
スタディサプリENGLISH(TOEIC対策コース)【アプリで簡単試験対策!】
出典:公式サイト
- TOEIC®L&R TEST20回分相当の問題演習収録
- ディクテーションとシャドーイングが行える
- カリスマ講師の世界一わかりやすい授業
スタディサプリといえばCMなどで一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?TOEIC対策に様々なコースを用意しており、目的別にも利用することができるアプリです。
特に、世界一わかりやすいといわれている関講師の授業が収録されており、文法などの基本を押さえた後に、
単語の入力するディクテーションよシャドーイングをを繰り返し行い、20回分ものテストでしっかりと予習を行えばTOEIC点数UPは間違いなしです。
トライズ TOEIC対策【点数アップ保証あり】
- 専属コンサルタントとコーチのついた2ヶ月集中プログラム
- 独自のテストで弱点を把握
- スコアアップ保証
トライズはトライオン株式会社が提供している2か月集中型のTOEIC対策サービスです。
驚くのはその内容で、2か月間自分の弱点を向上させるために専属のコンサルタントと専属コーチが並走してTOEIC点数の向上を目指すという内容です。これにより一人では挫折してしまう人でも続けることができます。
また、200点以上のUPができなかった場合には無料でもう1ヶ月受講できるスコアアップ保証制度も備えており、手厚いサービスのもとTOEICスコアアップに特化したサービスを展開しています。
RIZAP イングリッシュ【徹底指導で“英語脳”を鍛える】
- アウトプット重視型プログラム
- 学習効率を追及した環境
- 挫折させないマンツーマン指導
結果にコミットするというキャッチフレーズでお馴染みのRIZAPが提供する英語力向上サービスです。トライズと異なる点はRIZAPでは英語力そのものを向上させることを目的としているという点です。
そのため、TOEIC対策はもちろんのことVERSANTといったその他の英語テストにも対応しており、最短2か月で英語力を目標まで向上させるというサービスです。
プログラムを通して、励ましや挫折をしないプログラムを用意してくれておりますが、基本的には自分のやる気次第でもありますのでやりきる覚悟が必要となります。
TOEICに関するよくある質問
最後に、TOEICに関する質問や皆が気になることをQ&A方式で記載します。TOEICを勉強する際や、受験を悩まれている場合の参考にしていただければ幸いです!
【Q1】独学でもTOEICで高得点取ることはできる?
先生
独学でも日々努力を続け、800~900点以上の単語や文法も押さえておき、シャドーイングも怠らなければ英語力が向上します。
そのうえで、TOEIC独特のテスト形式や出題方法、解き方がありますので前述のようなTOEICに特化した参考書などを使って試験傾向をつかんでください。
自分が苦手としているパートが分かれば、勉強をして補っていくことを繰り返し高得点を目指していきます。
【Q2】英検1級はTOEICに換算すると何点?
先生
英検1級はTOEIでは955点に相当すると言われています。どちらも英語力が高いことを証明するには申し分ないのですが、英検にはスピーキングが含まれていたり、長文の設問が少なく、スピード重視ではない問題の作り方がされていたりと背景がことなります。
どちらにせよ、英語力が高く、勉強してきた結果であることは間違いありません。
【Q3】TOEICを取るメリットは?
先生
TOEICの取得がマネージャーになるための必要条件としている企業があったり、海外赴任の条件として課せられている企業もあるようです。また、就職活動でも有利に働きますので是非取得を目指してください。
その際に、新卒の平均手数が533点なので最低でも600点ないと有効なアピールにはならない点に留意してください。
【Q4】TOEICの試験にかかる費用は?
先生
TOEICを受験するには受験料が当然ながら発生します。2023年現在の価格は7,810円(税込)となっており、決して安い金額ではありません。
自分が何のためにTOEICを受験するのか、何点を取得するべきかをしっかり考えてから挑むようにしてください。
【まとめ】TOEIC独自の出題傾向を抑えて対策しよう!
TOEICの受験をする際に、初めて受験するのであればまずは600点を目指すことが一つの目標となります。
参考書や単語帳で英語基礎力を養いながらもTOEIC独自の出題傾向がありますので、しっかりと事前に把握して時間内に解答できるように対策を練ってください。
勉強がなかなか一人では難しいと思われた場合にはTOEIC点数UPサービスを提供している会社もございますのでまずは無料相談をしてみるのはいかがでしょうか。
是非、TOEIC受験に挑戦をしてみてください、最後までご覧いただきありがとうございます。